ル・パルナス・モンテカルロ特派員の「Kimi」がお届けする
モンテカルロやニース、ミラノやローマなどの「ヨーロッパ・生活の情報」を定期的にお届け致します。
ヨーロッパのステキなクルマ達はもちろん、生活に根付いたヨーロッパ文化、ファッション情報などなど・・・・
幅広くお伝えしていきます。どうぞお楽しみに!!
ヨット編 その1
モナコの住民だからといって、みんながみんなお金持ちかというと、とんでもない間違い。
ごく普通の生活を営むごく普通の人々もたくさんいるわけで、…というか、日中町で見かける人々のほとんどは普通の人!といっても良いかもしれない。
むしろ働かずに、いや働く必要がなくまっ昼間からセーリングにいそしむヤカラこそ、皆さんが想像する「モナコの人」といえるのでしょう。
フランスに囲まれている国ではあるけど、ボートのオーナーは殆どがフランス人以外の外国人。イギリス人、ドイツ人、ロシア人、イタリア人、スイス人、そして中近東系の人々…。そして登録されている旗の国籍は英国領のタックスフリーの領土。ちなみにそれらの領土はTax heavenと呼ばれております。お金のある人はある人なりの悩み(?)がある様です。
さて、そのヨットにも数年おきにモデルチェンジがあり、ボディーのシェイプが変わったり、窓の形が変わったりします。それは遠目に見てもあからさまに分かる変化で、洋上ですれ違う時などちょっとした優越感や敗北感を味わったりします。
毎年モナコで開かれるヨットショーでは、ニューモデルのお披露目があります。ある程度のお値段のものになると、あらかじめ選ばれたお客様に招待状が送られ、極上のシャンペンで迎えられます。一般の入場者はお金を払って入っても、そういったボートには入れてもらえず悔しい思いをする事もあります。
モンテカルロ通信