明治まで、あまり肉を食していなかったのは分かりましたが、
これが日本人の精神に影響を及ぼしているという「渋谷理論」について、少し思いを巡らせてみたところ、
肉が悪いのではなく、その育て方に問題があるのではないか?という考えに行き着きました。
で、今回は、牛肉の育て方について調べてみた結果を書いてみます。
牧草飼育(グラスフェッド)と穀物飼育(グレインフェッド)の2種類があるようです。
自然に沿って牧草のみで比較的長い期間(3年くらい)飼育するグラスフェッドは、赤身が多く脂肪が少ない牛肉になり、
フィードロットと呼ばれる囲いの中で干草と穀物を混ぜた飼料で育てるグレインフェッドは、グラスフェッドよりも短い期間(2年くらい)で生育し、脂がのった肉になります。
(この飼料に「肉骨粉」を混ぜて、BSE問題が発生したようです。)
今、思うとヨーロッパで食べた肉は、赤身が多く、グラスフェッドだったのだろうと思います。
広ーい牧草地に、放牧されている牛を何度も見ましたし。
グレインフェッドが一概に悪いとは言えませんが、渋谷理論の行き先は、この辺りにあるのではないかと思います。