レストラン・ローマは、Arma di Taggiaにある
昔っからのイタリアンレストラン。
東京で食べるイタリアのご飯は、とても洗練されていて
世界で一番美味しいイタ飯かもしれませんが、
やっぱり、このイタリアで食べる豪快なイタ飯は東京とは違います。
お皿にドンと盛られたパスタは、この一皿でおなか一杯になってしまいます。
リグーリアの白ワインも、いわゆる地元系ローカルワインがとっても安価&美味しく
日本では絶対食べれない組み合わせです。
それにしてもユーロ高なので、食事が割高になってしまうのは、寂しい限りです。
翌朝、ぼけっとしている暇も無く
(ニース〜フランクフルトの切符がワールドカップの影響で予約出来なかったので)
トリノからフランクフルトへ移動です。
Arma di Taggiaからトリノまで、ちょっと飛ばせば2時間半、
またもやアウトストラーダを159で疾走します。
ニース〜ジェノバ間は、アウトストラーダが海岸沿いを、縫って走っているので、
横風がひどく、時には一車線ほど風に煽られたりします。
案の定、電光掲示板を見るとこの先、事故の表示。。。
ヤバイ! 渋滞だって思うや否や、
がっくり止まって、渋滞也。
ハイそれま〜で〜よ!!
ふざけやがって、ふざけやがって、このヤロー!!!
飛行機、間に合わないじゃん!!!!
あせりながら地図を見ても全く逃げ道なし。
(来るときのJALの中でクレージーキャッツ特集をやっていたのを思い出し
つい、歌ってしまいました。「
まったく泣けてく〜るよ、ハイご苦労さん」ってね)
ルフトハンザに電話しながら、渋滞解消を一方的に待つことに。。。
残り時間はあと2時間37分ぐらい。
少なくとも、チェックインは40分前までにカウンターに来てね(^^)そうじゃないと駄目よ!
ってルフトのイタリアンのおね〜さまは、電話で明〜るく教えてくれました。
44分後、渋滞は解消しました。
残り1時間20分で157Kmを走破しなければなりません。(40分前到着が前提です)
しかも途中で燃料を満タンにして、この先のSAVONA〜TRINO間の山岳地帯を
全開で駆け抜けなければ、トリノからフランクまで移動が出来ません。
とりあえず、アクセル全開!!
SAVONA〜TRINO間は、いつもピオモンテ/バローロを訪れるとき使うアウトストラーダなので、
この道は知っているのですが。。。(凄い急カーブと急勾配&トンネルの山岳アウトストラーダ。)
この159、マイルドな味付けながら、しっかり粘る足・パワフルなターボが
どこまでいけることやら、まったく想像もつきません。
平均車速160km/hッてことは、メータ読みがいつも200Km/h?
なんて事を勝手に計算??しながら、とにかく全開、全開!!
トップスピードは、下りでしたがなんと235Km/h をマーク!
(スゲー!このアルファ、ディーゼルなのに俊足)
ライト点灯&左ウインカーを点けながら
「
俺は急いでるんだぞー!道空けてくれー!!」と、159は叫んでくれています。
後1時間(出発時間)で、トリノ空港まで40Kmの地点で給油!
スタンドのイタリアンに「空港に後20分で行かなければならないんだぁ〜!」って叫ぶと
このイタリアン、全開で給油開始。(
まるでフェラーリチームのピットクルーみたいです。)
カードで燃料代を払っていると給油は3分だったよ!
「後は200Km/hで突っ走れ!」ってイタリアなまりの英語を織り交ぜながら
身振り手振りで、空港までの行き方を教えてくれました。
アクセル全開でピットアウトすると、やっぱり全開で走り抜けるAudi A6を発見!
200Km+アルファで、2台全開走行です。
いつものようにカメラでコイツを撮影したいと考えるも、足が笑うほど飛ばしているので
写真など撮っている余裕がありません。【スミマセンが本日は文字だけの実況中継】
どうやらこの人も、目指すところは一緒らしく、トリノの環状高速を220Km/hで飛ばします。
それにしてもAudi A6って速いなぁ!と思ってコーナーに入ると
敵はA6じゃなくてS6じゃん!!!。
前の車たちを蹴散らしながらS6、かっ飛びます。
その蹴散らし方は、そりゃ凄いなんてもんじゃありません。
イタリアのドライバーは、後ろにも目がついているみたいで
「うりゃ〜!」って来るS6の殺気を感じで、みんなスーっと道を空けてくれます。
1台のスバルフォレスターのPOLIZIAを発見しますがS6は、まったく怯みません。
そうなりゃ、こっちも付いて行くしかないとPOLIZIAをパス!
(トリノ空港は小さな空港なのでAVISのレンタカーの駐車場からカウンターまでは目と鼻の先 )
AVISレンタカーに飛び込むと
陽気なイタリアおじさんが「急いでるのかい?」
なんて悠長な顔して笑っています。
こっちは後40分で飛行機に乗らなきゃいけないって訳のわからない
イタリア語らしき言葉で言うと、おじさん、一言「大丈夫!!」だって。
荷物をまとめて159の写真も撮らずにルフトのカウンターに飛び込みます。
すると、目の前はイタリア人の長蛇の列。
かきわけて、イタリア人のおねーさんに、お願い!って切符を差し出すと、
周りのイタリア人が、「急げ急げ」の大合唱!!
一体何なんだ、この人たち??
やっぱり、こちらも「植木等」ばりに、ここは行くっきゃない状態。。。
「
こりゃまた、失礼しま〜す。ちょっと先を急ぎますもんで!」ってなわけで
何とか出発時間の5分前にはBoing737の機内に搭乗完了!!
気が付くとLHのB737-500は、タキシングを開始
あっという間にテイクオフ。(トリノ空港は小さいだけあって、滑走路も目の前)
惜しむ間のなく、イタリアを離れてしまいました。
それにしても、あのアルファ159、もう少し乗りたかったな。
このルフトハンザに乗れたのも”アイツと知り合えたからだな”
なんて考えると「
やっぱりアルファロメオっていいんだな〜。」
と思って一人で浸っていると、ドイツ人のCAからサッカーボールの形をしたチョコレートをもらいました。
(Grazieじゃなくてdanke)だな!ッて思ったら、なんだかまた、イタリアに来たくなっちゃいました。
さ〜て、フランクフルトでは、どこの車を借りるかなっと思いながら
このブログ、機内で書いています。