先日、メルセデスのEクラスを新旧続けて、試乗させてもらうことができました。
新旧といっても、W124型:E320カブリオレとW123型:230Eセダンですが。。。
ともに、初めての試乗だったのですが、
まず、いまだに雑誌で取り上げられ、賛美されるW124がどんなものなのか?
とても興味をもって乗せてもらいました。
そのW124の感想は、
しっかりとした部品が、きちんと組み合わされて、滑らかに動く“素晴らしい機械”というように感じました。
力強く、けれど粗雑なところがない加速やフリクションを感じないステアリングフィールから滑らかさを、
重いアクセルペダルや硬いシフトなどから、頑丈で精密な機械であることを感じました。
確かに、雑誌で褒められる理由が分かります。
そしてW123です。
まずウレタンの塊ではない、バネに支えられるシートが新鮮です。
次に「ガチャン!」と音を立ててしまるドア。意識的して、しっかり閉めないと半ドアになりがちですが、そのガッシリした感じは妙な安心感を与えてくれます。
運転してみると速くもなく遅くもなく、乗り心地も、しっかりした中にゆったりとしたところがあって、
その牧歌的な雰囲気に、何だかとても“和んでしまいました”
そうしてみると、ぼんやりと照らすメーターの照明や大径のステアリング、
適度なボディサイズと室内空間、ブラインドタッチがし易い空調やライトの操作系、
全てに古いんだけど、懐かしいような“なごみ”を感じてくるから不思議です。
例えるとW124はCDで、W123はレコードのような感じでしょうか?
(となると、現行のメルセデスは、mp3とかのデジタルオーディオな感覚なのかな?なんて思ったりもして)
懐古趣味ではなく温故知新という感じで、今回はW123が気に入りました。