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2010,02,21, Sunday
こんにちは、福島のabeです。 青森~福島間の移動は高速を使うため、 いつもはETCの休日割を利用するのですが、 今回は諸事情により、平日に帰ることになりました。 朝7時。まずはクルマの雪下ろしから始まります。 近くのスタンドで給油。数回乗り降りしただけでフロアは雪だらけとなります。 一般道はこのような感じ。 中途半端に温かくなってきたので シャーベット状になった雪は滑りまくり。 青森インター着は7時52分。 ここからしばらく視界に入るのは左側のガードレールだけで、 後はすべて白一色、ホワイトアウトとはこんなものか、と 半ばあきれながら走りました。 津軽サービスエリア着は8時20分。 青森市とは別世界の空が広がっていました。 岩木山。 秋田県の小坂インターで高速を降ります。 今日は平日なのを口実に、 ここからは一般道を寄り道をしながら帰る予定です。 かつて愛読していた雑誌、CGの長期テストの真似事をしてみよう、 と思ったのでした。 さっそくインター近くの鉱山事務所を見にいくことにしました。 十和田湖へ行こうかとも思いましたが、 おとなしく近場で。 小坂鉱山事務所。今は重要文化財になっています。 康楽館。日本最古の芝居小屋だそうです。 近くに現役の精錬所がありました。こちらのほうにそそられます。 湯瀬渓谷。ミニ奥入瀬といった渓流ですが、降りる気も起きません。 国道282号線は適度にアップダウンやゆるいカーブがありこの道は好きです。 岩手県に。ちょうど10時になりました。 ここは昔の街道といったおもむきがあり、 古い街並みが残っていていますが、 あと10年すれば 景色はまったく変わってしまうことでしょう。 安比高原。 姫神山。 盛岡を過ぎ、また寄り道をしてみました。 紫波町にある『あらえびす記念館』。 銭型平次の作者、 野村胡堂の作品や所蔵してあるレコードなどが 展示してあります。12時3分。 ここにはある目的があり立ち寄ったのですが、その目的は半分だけ果たせました。 館長の野村さん。 コンサートホールにあったタンノイの超弩級のスピーカー、 ウェストミンスター・ロイヤル。 ダイムラーのダブルシックスという感じでしょうか。 グランドピアノと比較すると大きさがわかります。 岩手山が少しだけ顔を出しました。 花巻の宮沢賢治記念館は中に入らず写真だけ。 高速道の融雪剤のおかげでV40はこの通り。 北上川。 一関では有名なジャズ喫茶のベイシーに寄ってみました。 定休日なのはわかっていましたが記念写真。 14時38分。 ここのシステムはスピーカー、アンプともに JBLだったと記憶していますが、今でもそうなのでしょうか。 宮城県に入り、伊豆沼に寄ってみましたが、 餌付けされている鳥たちを見ても楽しくないのですぐにUターンしました。 適度なカーブのある道を鞭を入れて走ろう思っても、クルマは頑固に反応せず、 「無駄なことはやめとけ」と言われているようでこちらも楽しくありません。 仙台が近づき、陽も落ち始めました。16時35分。 ここから先は書くようなことも写真もありません。仙台で事故による渋滞に巻き込ま れうんざりしただけです。 遅くなったついでに白石に寄ることに。 ここは福島県出身の小説家、古川日出男さんの傑作『聖家族』の舞台にもなりまし た。 白石城。復元ですが木造です。 福島着は19時55分、走行距離は約500キロでした。 青森を出発してから13時間、 体はそれなりに疲れていますが、 高速を飛ばしてきたときのような 頭の芯がしびれるような感覚はまったくありません。 またある種のクルマにあるような運転が厭になったり、 眠くなったりすることもありませんでした。 これはシートの出来の良さとともに、 ステアリング、ペダル、シートが それぞれ適正に配置されているからだと思います。 長時間運転すると、 ほんの少しの違和感(ステアリングのやブレーキのオフセット アクセルペダルを踏み込んだとき自分の頭の中の加速感と 実際にエンジンが吹けあがるのが違った感触になる、 シートが体をきちんと支えてくれない、視界の悪さ、など) がワインの澱のように溜まって行き、 そのうちクルマ自体を嫌いになってしまいますが このクルマそのようなことはなく、 どうやらボルボV40は悪いクルマではなさそうです。 V40の中で聴いていたのがこれらのCD。 グレン・グールド ゴールドベルグ変奏曲(1981年録音盤)。 グールドはこの曲を2回録音していますが、今はこちらが好きになっています。 俺たちのメロディー 松田勇作のジャケットを見ただけで泣けてきます。 プリンセス・プリンセス ベスト 最初に収録してある「M」のためだけに買いました。 かつて好きだった人を忘れられないせつなさが沁みます。 |